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旅に出た3つの理由

 
「旅に出て、考え方・価値観が変わったのか?」

という問いに対して。

もちろん「変わった」と答えます。

けど、それについてはまた今度ということで。


まず、

「旅に出て考え方・価値観が変わった」 の前に、

「これまでに考え方を少しづつ変えてきた」 から

旅を計画し、捨てるものを捨て、旅に出たって事。


どのように考えを変えてきたのか。

それが、旅に出た理由につながっています。


IMG_2384_300.jpg


「どうして旅に出たのか?」 と聞かれれば、

「どうしてもやりたかったから!!」

っていう言葉が本当は一番しっくりくるんだけど、

それではいろいろ謎が残ると思うので、

少し心の内を明かそうと思います。

旅に出る前にブログには載せることができなかった

記事を載せようと思います。


世界一周の旅に出る人達は、

様々な理由で出発していると思いますが、

20代の時には、思いもしなかった理由で、

30代で旅に出ることを決めました。





【旅に出た3つの理由】


★1つ目の理由 : あこがれ 


10年前の2002年、

1年を越えて世界一周の旅をしている

とあるバックパッカーの20代の若い夫婦がいた。 

その姿は、僕にはとてもかっこよく映っていて、

20代の頃、彼らの旅に憧れてた。


自分には到底行けるはずがない。

それで会社を辞めるなんて考えにくいし、

英語に自信があるわけじゃないし、危険も多い。

そんな度胸もノウハウもない。


真剣に迷うこともなく、

バックパッカーの世界一周の旅は、

空想だけの世界になりました。


ただずっと世界一周の旅には憧れ続けていました。

世界一周の旅は本当にかっこよかったし、

世界一周という言葉に抗い難い魔力を感じていたから。



けれど、20代の心の中で、

「憧れていた、いつかやりたい事」

だったはずのキーワードは、

いつしか体力と情熱は衰え、 30代の頭の中に、

「引っかかる、やり残した事」

へと変わり、軽い失望感と共に当然のように受け入れていきました。

まぁそうやって大人になっていくんだけども。 


動機がこれだけだったら、

30代での出発はなかったかもしれない。

けど、この理由がなかったらそもそも行かない。





★2つ目の理由 : 捨てたい 


数年前、ようやくタバコをやめることができました。

それで感じた自由。

手放すことで、自由になれること。


さて、一方で

何年も前から感じていた閉塞感。

いつ何を選んでも良いはずの人生なのに、

世の中の意見に照らすと、

決められたものさしで描かれた理想像・幸福像を

無言に強要されているような閉塞感。

それが僕の行き詰まり。


という風に、長い間、世の中の風潮や、

日本の社会(会社)が閉塞的だと思ってきたけど、

確かにそうなんだけど、

そういう枠に捉われないで生きていて成功している人、

あるいは

そんな閉塞感を感じずに幸せに暮らしている

人達も知っている。


その閉塞感を築いている一部分は、

たぶん自分の中にある固定観念なんだと思いました。


●今持ってるものを手放して、新しいものを得る。

●しがらみを捨て、選択を広げる。

●自分の固定観念を捨て、自由になる。


20代で拾い集めて積み上げてきたものの中には、

タバコのように、自分でも間違ってるとわかってて

長い間やめられなかったものもあるし、

世間的には良くても、自分には間違っていたものもある。

それは本当になかなか気づけなかった。


旅に出る前に、車を手放した。

その時、本当に心が軽くなるのを感じた。

その時にはモノに縛られている事にもう気づいていたからです。


一年弱の間、旅の荷物と、旅に必要な資金。

これが自分らに必要な持ち物の全てになりました。

そんな改革のひとつひとつこそ、自分が求めていたことでした。 






★3つ目の理由 : 新しく得たい 


30代。リスクの大きさも違う。妻もいる。

20代の頃よりも出発を躊躇するはず?

それが今回は、旅に出ることに迷いがなかった。 

今回の旅は、

今後の人生にプラスに働くと確信したので、

気持ちの上でも迷いなく決めました。


リスクはあれどギャンブルだとは思わなかったし、

これは必然だと思いました。

そこが20代の躊躇した時と違いました。



それはどんな実りを期待したのか。


30代、結婚し家庭を持ち、

自分の人生に、どういう将来像、幸福像、

ビジョンを持つのか、ずっと考えてきました。


数年前、30代にやるべきことの類の本を買って読んだとき、

自分で驚くほど、内容に賛同できませんでした。

本はすぐに手放してしまった。


具体的に、誰の何というタイトルの本の

何に賛同できなかったのか忘れてしまいましたが、

たまたまその本に書かれていた

「30代にやるべきこと」の先にある理想像・幸福像が、

従来の日本の企業のコマーシャルに見えたからです。

そして、その流れが正解かのような世の中の風潮に

心底がっかりしたからだと思います。


稼ぐことにガムシャラだった20代に比べて、

例えこの先、自分の生活が向上していったとしても、

快適で便利な生活(物質的な豊かさ)と、幸福度は

一致していないという違和感は、

30代になり、より大きくなっていったように思います。



物質的な豊かさと、幸福度は一致しない。

という発想は、今さら珍しくはないけれど、

日々これだけ物質的に豊かな中にいると、

「物質的に豊かなほど=>幸福な社会に住む」

という図式を否定するのはなかなか難しいです。


より便利な生活を手に入れるためには、

よりお金をたくさん手に入れる必要がある。

けれど、便利な生活を追求した新しい商品が、

次々と世に出されていくのだけれど、

それを手に入れて、幸福度があがるという感覚はない。


便利というのは、不便を感じてこそだから、

物質的な豊かさや便利さに特別惹かれないということは、

それだけ既に恵まれていた裏返しとも思う。


その背景には、

自分が生まれた時代には、既に物質的に豊かな世の中だった。

一方で、

学生を卒業した頃には、既にバブルはハジけた後で、

自分が社会人として好景気というのを体感していない。

その時点で、一昔前のものさしよりも、別のものさしを

自分は求めているんだと思います。


世の中不況だなんだという空気の中、

そのお金そのものがなんだか入りずらくなってきた時、

今までのものさしの延長線上には、出口がないのは確かでした。

そのものさしのまま、我が家の将来設計を行うのは、

どうかと思いました。

そもそも目指す理想自体が違うかもと。


じゃあ他に、どんなものさしと理想像があるのか。

ってことで、それは

「外の世界の人々の幸せが知りたい」

というわけです。 

日本は確かに世界一便利な国だったけど、

現代の幸福像を描けずに、30年前と同じ幻を追いながら

ビジョンも無く走ってるように見えたから。


他の世界はそんな便利じゃないだろうけど、

どんな幸福を感じてるのか。 あるいは必死に生きているのか。

それを知りたい。


日本に住むにしても、どこに住むにしても、 

その新しいものさしを持って、

我が家の新しい理想像、将来像を描きたいというのが 

出発の第3の理由。



AKITAKAO-0106_380_300.jpg



やっぱりモチベーションが最も大事なんだと思います。

そのモチベーションはどこから来るかと言えば、

理想に向かう自分を見てるからこそなわけで。

理想なくして、モチベーションは沸いてこないんですよ。

僕の場合ですけど。


もちろん理想を掲げただけでは生きられないので、

30代なら、現実とのギャップを受け入れながら、

ちょうど良い着地点を見出す事で良いと思いますが、

そもそも理想(ビジョン)を持たなければ、

選択する基準すら世の中の流れに委ねていたのでは、

我が家の将来を見誤るんじゃないかと思ってました。


まず生活を維持することが先決だ。 と叱られそうですが、

旅に出ることで、その生活のあり方そのものも

見直そうというわけですから、

必ず自分らにプラスを生むと思っていましたし、

あんまり目の前の心配ばかりで将来を決めるのは、

つまらないと思いました。



* * *


ということで、

何故世界一周したのか?と聞かれれば、

「昔から行きたかったんですよ」 と答えますが、

出発を決めた背景には、こういった考えがありました。


自分の固定観念をぶち壊すため 【2.捨てたい】、

将来像を描くために 【3.新しく得たい】、

わざわざ世界一周の旅に出る必要は無いと思います。

僕は昔から世界一周に行きたかったので  【1.あこがれ】

こういう方法を選んだということです。


IMG_3658_300.jpg



そして、世界を旅していくと、

20代の若者、30代の同世代、40代、50代、 60代

たくさんの人達が、僕らの想像を軽く超えた旅に出ていました。

そして僕らの固定観念をどんどんぶち壊していってくれました。


それはまた次のお話。



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「300日間 世界一周
(Around the World in 300 Days)」

著者: TAKAO & AKI

TAKAO & AKI

  
いまだ地に足が着いていない
30代バックパッカー(夫)と、
南国志向の元ダイビングインストラクター(妻)。
夫は12年間エンジニアとして
勤めた会社を辞め、
列車・バス・徒歩・船・飛行機を乗りついで、
300日間(+延長)、夫婦で
世界30カ国を旅したお話。

*ブログ開設
 2011年3月31日
*旅の期間
 2011年6月~2012年5月

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