[トピックス] 世界の人種とルーツ

 
「黒人と、白人と、うちら(黄色人種)って、本当に同じルーツ??」

旅の途中、何度となく2人の間で交わされた会話。


※ケニア
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※イタリア
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※タイ
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人種を分類することがテーマではなく、ルーツに興味がある。

旅をしていれば、自分を含め、

ルーツには、どうしたって興味が沸いてくる。



アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南米、北米、オセアニア

を周るうちに、目の前にいる人達が、

 ●肌の色

 ●顔つき(骨格)

の違いから、実感としてみんな同じルーツとは思えなかったし、

逆に、日本人に似ている!と思う事もあった。




▼新人(ホモ・サピエンス)の世界進出


そんな疑問を持っているうちに

分かり易く書かれているサイトを見つけた。

こちら↓

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国立科学博物館  「はるかなる旅展」
http://www.kahaku.go.jp/special/past/japanese/ipix/index.html

※特に第一章と第5章が面白かったです。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *


上記のサイトの説明を簡単に要約すると、

現在のところ人類の世界への分布の起源について、

最も有力な説は、「アフリカ単一起源説」


●1500万年前頃のアフリカには、様々な類人猿がいた。


●600万年前頃に、アフリカで、

 類人猿の中のあるグループが猿人へと進化。

 8種ほどの猿人(アウストラロピテクス類)がいて、

 二足歩行だが行動範囲は狭く、アフリカの外へ広がらなかった。


●180万年前に、アフリカで、猿人の中から進化した原人が誕生。

 それ以外の種の猿人は絶滅。 

 原人は、脳が発達し、猿人よりも適応力にすぐれ、

 150万年前までにはユーラシア大陸へ分布を拡大。

 インドネシアのジャワ原人、中国の北京原人など。


●60万年前に、原人の一部が進化し、旧人が出現。

 旧人たちはさらに脳が発達し、

 新しい複雑な石器技術を生み出したが、

 その分布範囲は、原人の時代よりわずかに広がった程度でした。

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●10万年前頃に、アフリカで、

 私達の祖先である、新人(ホモ・サピエンス)が誕生した。

 新人は、旧人に比べるとはるかに進歩した技術を持ち、

 6万年ほど前からユーラシア大陸へ急速に分布。

 そして、世界へ拡散して各地の現代人の祖先となった。


●その際、各地に先に住み着いていた旧人との間で、

 ある程度の混血があった可能性は高い。


図:新人(ホモ・サピエンス)の世界進出

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▼肌の色


アフリカ人は肌の色が濃いけど、

インド人の肌の色も、

東南アジアのマレー人も

太平洋のメラニシアンやポリネシアンや、

オセアニアの先住民族の人々の肌の色も濃い。

南北アメリカのインディアン、マヤ人の祖先、

ケチュア族らインディヘナの民もやや濃い。


共通するのは、暑い地域に住んでいるということだけど。



でも、アフリカ人を除けば、

みなユーラシアから広がったルーツなのに、

インド人や東南アジアのマレー系は黒く、

東アジア人は白く、

分布先の南北アメリカ、オセアニアの先住民族の

人々がまた黒くなるのはなんでだろう??


それについても、説が。



●チンパンジーやゴリラの肌は、白いか青白い。

 顔が黒いのは日焼け。

 体が黒く見えるのは、黒い体毛に覆われているから。

 体毛を持っていた新人(ホモ・サピエンス)の肌も、

 今の黒人のようには黒くはない。


●肌の色は、各地へ散って行った新人(ホモ・サピエンス)が、

 それぞれ異なる自然環境に適応していった結果として生じたもの。


●赤道付近で暮らす人々の肌の色が濃いのは、

 浴び過ぎると皮膚癌の原因ともなる紫外線から身を守るために、

 体毛を失うに伴い、皮膚のメラニン色素が増えた。


●反面、日射が不足する地域では黒い肌では

 ビタミンDが不足してしまう。



肌の色は、環境への適応であって、数千年で変わるものなら、

ルーツの決定的なヒントにはならないようです。


寒冷地に適応していった白人は

やはりもともと寒さに強いんだなぁ。

観光地で、こちらがダウンジャケットを着ている寒さなのに、

Tシャツ・短パンで平気そうだもんなぁ。

それに脂肪がつきやすいのは、防寒のため?

代わりに日焼け・日光に弱く、

サングラス無しでは過ごせないよって言うし。




▼顔つき、骨格


サイト「はるかなる旅展」によれば、

10万年前にアフリカで誕生した新人ホモ・サピエンスが範囲を広げ、

南米の南端にまで行き着いたのは、1万2000年前で、

太平洋の島々へ拡大したのは、ほんの1500~3000年前。


それなら、南北アメリカの先住民や、太平洋のポリネシアン、

メラネシアン達がどことなくアジアっぽいのは納得。


ということで、


●アメリカで、アンテロープ・キャニオンをガイドしてくれた

 先住民族、ナバホ族。

●メキシコでダイビングのガイドをしてくれた、マヤ人の祖先。

●ペルー、ボリビアで見かけたケチュア族などのインディヘナの民。

●オーストラリアの先住民族、アボリジニ族、

●ニュージーランドの先住民族、マオリ族。

●バヌアツ共和国や太平洋の島々に住むメラニシアン達や、

 ハワイなどのポリネシアン達。


※メキシコ
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※ボリビア
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彼らはみなアジア系の顔つきの面影が残っているよね。


アフリカの右下に位置するマダガスカルも、

地域によって、昔東南アジアから移り住んできた

人々をルーツに持つため、

小柄な姿は東南アジアの人々と共通していた。




しかし・・・

アフリカから始まった分布なのに、

身体能力に優れた骨格を持つ黒人と、

世界へ広がった小柄な黄色人種は同じなんだろうか。。


ヒトの人種分類上は3種。

アフリカの黒人種、ヨーロッパの白人種。

ユーラシアから一気に東南アジア、オセアニア、南北アメリカへ

広がった黄色人種(モンゴロイド)。


気になったので、もう一度、サイトに載っていた文を

読んでみよう。


「 10万年前頃に、アフリカで、

 私達の祖先である、新人(ホモ・サピエンス)が誕生し、

 6万年ほど前からユーラシア大陸へ急速に分布。

 そして、世界へ拡散して各地の現代人の祖先となった。

 その際、各地に先に住み着いていた旧人との間で、

 ある程度の混血があった可能性は高い。」


き、旧人との混血?? こ、これは・・・

黒人種、白人種、黄色人種のルーツの違いになりうるのだろうか。。。

そう簡単に説明はできないと思うので、

これ以上ブログ上で踏み込むのはやめておきます。


※2010年5月7日のサイエンス誌に、
アフリカのネグロイド(黒人種)以外の現生人類には、
絶滅したネアンデルタール人類の遺伝子が1-4%混入している
との研究結果が発表された。
これは、現生人類直系祖先であるホモ・サピエンスが
出アフリカした直後の10-5万年前の中東地域で
そこに既に居住していたネアンデルタール人類と接触し混血したこと、
アフリカ大陸を離れなかった現生人類は
ネアンデルタール人類と接触しなかったことによる可能性が高い。
この研究結果が正しければ、出アフリカ後に中東を経て
ヨーロッパからアジアにまで拡がって行った現生人類は
約3万年前に絶滅してしまったネアンデルタール人類の血を
わずかながらも受け継いでいることになる。

~サイエンス誌「ネアンデルタール人のゲノム解読」
http://www.sciencemag.jp/breakthrough/2010/runnersup



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「300日間 世界一周
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著者: TAKAO & AKI

TAKAO & AKI

  
いまだ地に足が着いていない
30代バックパッカー(夫)と、
南国志向の元ダイビングインストラクター(妻)。
夫は12年間エンジニアとして
勤めた会社を辞め、
列車・バス・徒歩・船・飛行機を乗りついで、
300日間(+延長)、夫婦で
世界30カ国を旅したお話。

*ブログ開設
 2011年3月31日
*旅の期間
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